リフォーム・リノベーションを検討するにあたり予算と同等に気になるのは"進め方"ですよね。親切な業者ならスケジュール表や全体像を相談時に教えてくれますが、進め方などもさまざまですので、一般的な流れを覚えておきましょう。では早速…

 

1.相談

何事も最初は相談からですよね。まだ業者の選定がきまっていない状態で概算を知りたい時はメールやHPからの問い合わせ、電話などで聞くことになりますが、正確な概算は期待しない方がいいでしょう。なぜなら既存状態により提案する内容が変わってくるからです。大体の業者の場合、現地調査と希望ヒアリングを必要とします。

 

2.現地調査・ヒアリング

ここが一番重要なタイミングということをご存知ですか?「えっ…早くない?まだ金額も出ていないのに…」と思うかもしれません。実はプランも見積もりも、この段階での打ち合わせ次第と言っても過言ではないのです。言ってしまえば見積もりが出てから考えるようでは施主、業者共に機会の損失をしています。なので「見積もりを出してみないとなんとも分からない」という業者の言葉には気を付けましょう。あなたが300万円と思っている予算に対し600万円の見積もりが出てきたらどうしますか?次回お互いに「え…」となること間違いなし。このタイミングで予算と希望が折り合うのか、しっかりと話合うべきでしょう。ざっくりでもいので予算感はお互いに押さえておきたいものです。

 

3.プラン確認

規模の大きいリフォームや間取り変更を伴うリノベーションは「2」でお互い確認し合ったことが反映されているか、図面やパース等で確認し、できれば概算金額を書面で出してもらいましょう。そうすることで言葉で交わした内容にズレがないかどうか確認できます。予算面、希望含め方向性の確認をすることで次段階の見積を見てからビックリ…なんてこともなくなります。

 

4.見積確認

いよいよ金額の確認です。「3」までの段階である程度お互い確認していたわけですから、そう驚くことはありません。前回までで予算オーバーの場合なら「あーやっぱりそうかぁ」となることはあると思いますが…
いずれにしても一番いいのはこの時点で「確認」の状態になっていることです。最終的な擦り合わせや増減はあったとしても全体的な方向性を変えるような事態にならないように事前確認は済ませておきましょう。

 

5.契約

建設許可を保持している業者なら大抵書面での請負契約を締結することになります。これまで打ち合わせしてきた内容や金額、図面、仕様書などを読み合わせしズレがないようなら契約締結となります。一般的には直筆での署名と認め印での捺印、工事金額に合わせた収入印紙を施主、業者それぞれ貼り付け割り印します。契約書の書式は業者によりさまざまですのでご確認を。また、契約時に契約金(申込金)を支払う事になるケースが多いのですが、現金でいいのか、振込なのか、あるいは他の手段があるのか業者から案内があるかと思います。

 

6.仕様打ち合わせ

「ん?擦り合わせして契約したのにまた打ち合わせ?」と思うかもしれませんが、契約後も打ち合わせは必要です。契約までの打ち合わせはあくまで金額を確定(やるかやらないか含め)させるための行為であり、実際工事を行うにあたり決まっていないことは多々あります。例えばクロスやフローリングの色やキッチン、ユニットバスの細かい仕様確認などが当てはまります。つまり発注を行うための打ち合わせが必要という事ですね。契約までの打ち合わせでここまで決められない事もないのですが、契約して翌週から工事なんてことはほとんど不可能です。契約して契約金を支払って初めて業者は各職人や材料を手配できるようになります。お互いの時間ロスを防ぐためにも契約までに決めるべき内容と工事を始めるまで決めるべき内容を分けることが重要です。もちろん契約後の打ち合わせにより仕様変更をすることも可能ですし、契約額の変更もあり得ます。

 

7.工事前の最終確認

仕様を全て決まりいざ着工…の前に決めたことを着工前に一通り確認しておきましょう。というのは最初に決めた仕様や色を忘れている可能性があるからです。人間の記憶力なんて大したことありません。仕様書や図面等で確認し間違いないかお互い確認が必要です。また、工事前には工事箇所の片づけ、材料置場の確保、駐車場の確保、施錠方法の確認、近隣挨拶、状況により仮住まいへの引っ越しやご祈祷などを済ませておきましょう。

 

8.工事着工

すべての事前確認が完了し、予定していた期日に来たらいよいよ着工です。ここで二点注意。
①養生がきちんとされているか
施工範囲外や床、家財道具への養生は施されているか、近隣へ迷惑になっていないかなど確認が必要です。工事なので致し方ない部分もありますが、できる限りの養生をしておかないと工事終了後に傷やほこりなどが想定外の場所に付く場合があります。優良店だけではないので確認が必要です。
②住みながらの工事
リフォームは住みながらの工事がほとんどになります。水廻りが使えなかったり、職人が何度も出入りしたりと普段の生活ができない状況が続きます。分かってはいても想像以上の負担がありますので、小さなお子様やご年配者がいるご家庭は注意が必要です。

また、工事額が大きい場合、着工時に中間金が求められることがありますので、契約時に支払方法は確認しておきましょう。

 

9.工事中の確認

規模の大きい工事になると図面やパースでもなかなかイメージやスケール感が掴めない場合があります。そんな時はある程度工事が進んで骨格が見えてきた状態で確認をしておきましょう。室内のスケール感やコンセントの位置、カウンターの高さなど実際身を置くことで分かる情報がたくさんあります。完成してから後悔しないようにタイミングを業者に確認しておきましょう。また、家具やカーテン、冷暖房器具の購入などはこの時点で購入検討し完工してから慌てないようにするこも大切です。

 

10.工事完工

工事完了後クリーニングや最終的な施工店検査、施主立ち合いを経て工事完工となります。用意していた家具やカーテンを設置しいよいよ新居でのスタートが始まります。

 

11.アフターフォロー
住んでから気づくことも多々あります。施工店がアフターフォローをしてくれるかどうかも確認しておくこをお勧めします。「その後どうですか?」というフォローだけではなく点検を行ってくれるとありがたいですよね。特に木造住宅は季節や冷暖房によって伸縮が起こることにより天井と壁の間のクロスにヒビが入ることや、建具やクレセントなどの調整が必要になる場合もあります。※施工不良ではなく木の持つ特徴なので調整は必然です。

 

意外と盛りだくさんなスケジュールですよね。昔は大工さんの一声で決まっていたような事も、多様な時代になったからこそ、業者に身を任せて大船に乗ったような気分になるのではなく、一緒に良いモノを作り上げていくことが大切です。プロに意見するのもちょっと…なんて思わず、しっかり自分の想いを伝えてより良い暮らしを実現していきましょう。

 

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